2009年5月27日水曜日

本2冊

宇宙フラクタル構造の謎
竹内薫 著

荒唐無稽にもみえる最新物理学を
ざくざくと切り裂いてみせる快著。
惑星の配置が量子論で説明できるなど
興味津々の話題がたくさん。
フラクタルは無理数の次元を持っているが
現代物理を知ると次元の観念も揺さぶられ
ついに爆発してしまう。

特に興味深いのは惑星配列が量子力学で説明できること‐超ミクロの原則が超マクロの原則と共通していること。
また、素粒子のツィッターベヴェーグンク(光速ジグザグ運動)の説の紹介があり
それによるとこの光速ジグザグ運動はフラクタルであり、この運動の周波数が素粒子の
質量を決めているという。
だとすればフラクタルは森羅万象の現象の根幹である。
ちなみに、素粒子のフラクタル運動の次元は2次元であるとのこと。



アメリカ先住民の精神世界
阿部珠理 著

ラコタ族の生活に取材した著者の
彼らの生活・信仰・儀式などを詳述した本
ヴィジョンクエスト、サンダンスなど
厳しい修行や儀式などを紹介している。
これが「空間」と言うべきものだ。
しかし私がやろうとしていることは
現代物理学などが提起している問題も
「空間」に含める必要があり、それには時間がかかるであろう。