2011年5月14日土曜日

心身と自然と社会


私たちの身体と精神は2つの種類のものに接続している。




ひとつは、風の動き、川の流れ、雨、水溜り、植物の成長・・・などなどのあらゆる自然の現象。
私たちの身体や生理は、これらの出来事と地続きであり、同じ種類のものである。


もうひとつは、人工的なもの、インターネットや、株価、産業、交通網、法律の規制・・・などなどのあらゆる種類の社会的なものである。




さて現在のところ、私たちの心身の支配率は、人工的なもののほうが大きいように思う。大きくバランスを欠いている状態だ。
社会のありかた自体が、そしてそれを構成している私たちの心身のあり方が、極めて歪んだものとなっている。




かといって狩猟採集をしていた太古に戻ることはできないので、私たちは、新たな社会像・新たな心身のあり方を探求し、つくっていく必要がある。


第1段階は、心身を自然に開放する技を持つこと。これは個人的な段階である。


第2段階はそれが産業や社会システムに組み込まれるようにすること。しかし、このことについての具体的アイデアはまだ出ていないが、私は芸術などの文化的な取り組みはその一つとなりうると考えています。


 美しい季節になりました。。・・・・



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