2010年3月6日土曜日
丹田について
丹田とは、へその下5-10cmのところにある(あるといわれている)部位です。
気功では極めて重要なところで、気の中心といわれています。
上にあげた、本ではこの丹田をとてもうまく説明しています。
丹田とは、この下腹部に「ずしりと重い」「ぎゅっと凝集している」
ものがあるように感じるものだそうです。
しかし、その部分には、小腸しかないわけです。
つまり、丹田とは、そこに無いのに、在るように感じる、不思議なものです。
感覚的にできあがっている、錯覚のような箇所・・・
この本では、「重さ」と感じさせるのは、内臓がリラックスして良好な状態にあると
そして「凝集」の感覚は、腸ととりかこむインナーマッスル(腹横筋、腸腰筋、横隔膜筋)らが
圧力をくわえてできるのだ、ということです。
インナーマッスルがバランスよく鍛えられ、内臓が良好な状態にあると
下腹部に何か在るように感じる・・・・これが丹田の正体であると。
丹田をはっきりと自覚できる状態を、丹田が「できた」「形成された」状態といいます。
このとき、身体のバランスがよく保たれ、血行もよくなり、活力がみなぎっている状態にある。
精神も安定し、慌てたり、ミスをすることが無くなる。
丹田形成は、精神形成でもあったわけです。
昔の日本では、特に武道では、丹田の形成が重視されていたといいます。
さて、私は未だに丹田形成ができていません。
しばらく丹田呼吸法なる方法で、丹田形成にトライしてみようと思います。
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