今日1月17日は、阪神淡路大震災の起きた日です。
そして数日前、ハイチで巨大地震が起きました。
さて、僕たち人間は「巨大」地震といっていますが、
地球の大きさに比べると本当に微々たるものです。
地球の直径は1万3千キロメートルくらいで、
僕たちの住んでいる大陸の地殻は
厚さが僅か30キロメートルくらいです。
つまり、地球を直径1メートル30センチくらいの
大きなボールと考えると、大陸の厚みは僅か3ミリです。
リンゴに例えれば内部のコアがリンゴの芯で、
果肉は対流するマントル、
大地はリンゴの皮の部分です。
大地とは、マントル対流の上に載った、薄皮のようなものです。
牛乳を鍋で熱すると表面に皮膜ができますけれども、
私たちの暮らしている大地は、まさにそんなようなものです。
巨大地震というものは、その薄皮の表面の一部が、
ちょこっと揺れた程度のものです。
しかし、そのちょこっと揺れた程度のことが
私たちの生活に決定的な大打撃をあたえるわけです。
僕は、地震が大嫌いで、
この大地の暴力の強大さに身震いします。
岩石は非常に硬いものですが、
もともとは、海の底に溜まったやわらかい泥だったはずです。
それが、このような硬い岩石になった、ということは
よほど巨大な力が加わったと思います。
僕は、岩石を自分の手のひらの中心部分(たなごごろ)で握ると、
その暴力的な力を感じます。
(「たなごごろ」については以下を参照)
http://te-tajima.blogspot.com/2009/12/blog-post.html
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿