2010年2月19日金曜日

物凄い古事記 つづき

古事記がこれほど凄まじい話である理由があるはずである。

科学がなかった時代なので、
世界の成り立ちを感覚的に理解することがどうしても
必要だったはずである。

古事記を読むと、液体、体液から神々や土地が誕生していることに気付く。

最初は原始の海に入れたイザナキの矛から垂れた滴が、島をつくった。


そのほか、神が誕生する時は、
イザナミのゲロや糞小便から。
飛び散る血から。
イザナキが体を清めた川の水から。
という具合である。

身体の生理的な現象(液体・体液)と、自然界の現象を関連して考えざるを
得なかったのであろう。

神話がシモネタ好きなのも、残虐なのも、感覚性を高めるためなのだろう。
性と死は意識と感覚を高めるからだと思う。

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