2009年11月1日日曜日

イブ・クラインのモノトーンシンフォニー

イブ・クライン
50年代に活躍した前衛芸術家

感覚的世界解釈としては、彼ほどそれを具体的に行動にした人を私は知りません。
日本でもファンが多い。
日本語で読める多数のサイトがあるが、大まかな紹介はウィキペディア。

ウィキペディアでのイブ・クラインの紹介

寝転んで青い空を見ていると、その中に溶け込んでいくような感じになる--そんな感覚は誰もが経験すると思います。南仏ニース出身のクラインは、ニースの青空で十分にその感覚を味わいながら育ちました。
その空虚へ身を投じること。空虚への飛翔。彼の重要なテーマの一つです。

高いところから飛び降りるパファーマンス(飛び降りるのではなく、空虚へ身を投じたのですけど)を行い、その写真を新聞の1面に載せて発売しました。
彼の偉いところは、感覚的現象を社会的に機能するように仕掛ているところです。
理想の青い染料(インターナショナル・クライン・ブルー)を考案し、特許をとったりしています。

そんな彼が音楽も作りました。モノトーン・シンフォニー。下記のサイトで是非聞いてみてください。

モノトーンシンフォニー

(出展サイト Mr.M.Lews web site.
ART MINIMAL AND CONCEPTUAL ONLY )

聞いていると青い空を見上げているような、自分が溶け込んでしまうような感じにあります。

自分が消え入って溶け込むような感覚、それは錯覚ではなく、自分の感覚の源が本来そちらにあるというのが感覚的世界解釈の考えです。だから、空を見上げている感覚のほうが、本来の私たちの感覚なのだと考えるのです

↓こちらのサイトも興味深いです。 数多くのイブ・クラインの作品を紹介しています。
https://www.artsy.net/artist/yves-klein

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