2011年1月21日金曜日

死後の世界の考え方について

現代の価値観の再構築を考えている私としては
死んだらどうなるのか、という問題 つまり死後の世界については
無関心ではいられない。

ネットで調べてみるといろいろな考えの人がいます。
死んだら何も無くなる。無である。と考える人は多いです。
これはシンプルで良いのですが、何か収まりが悪いです。

死後の世界はある、と考える人の中でたぶん一番多いのが
死後の世界は高級から低級まで(前者を極楽、後者を地獄というパターンが典型)たくさんの階層があって、人はあの世からチャンスを与えられてこの世に修行にきていて、
この世で徳をつめば、あの世ではよりグレードの高い階層にいける
というものです。

このようなシステマチックな世界が出来ているのか、わかりませんが
私には何か逆転された現世利益ともとれなくもありません。

そのほか、死んだら一時的に魂が目に見えぬところで漂い、しばしば沢山の魂が集まって
集合体となって、いつかまたそこから分離して生まれ変わるようになる。という考え。


死後の世界は無い、と考える人にも、死んだら肉体の分子は分離し、土や海や大気となって散らばり、再び自然の活力となることに意義を見出してる人もいます。


そんなことを考えるよりも、今を精一杯生きるのみ、と言って回答を断じてしまう人もいます。


私が興味深いのは、皆回答がバラバラだということ。
バラバラだけれども、何か共通性が見いだせそうな気がするということです。
死後の世界の考え方は、自然-身体-精神-社会 をつらぬくラインと平行して走っている問題です。

どうもしばらく私の問いは続きそうな気がする。


にほんブログ村 美術ブログ 現代美術へ
にほんブログ村

個展初日まで、あと3日

4 件のコメント:

  1. 死後の世界を親父の友人から聞きました。臨死体験です。

    しかし、物質の集合体である生物、その死である反応の停止。であれば、死は精神と肉体の停止と捉えることが出来ると思います。

    残されたものとしては、故人の思い出を死後の世界を想定することで、正しく生きる糧と出来ると考えます。

    がん宣告マニュアルに大きく影響を受けました。

    1/26夕方に個展に伺います。お話出来れば嬉しいです。

    返信削除
  2. ネット検索すると、死後の世界について実に様々な考えの人がいることに驚きました。
    死後の世界があるという人、ないという人。死が怖いという人、怖くないという人。
    そして殆どの考えに、高い倫理観が働いていることは、注目すべきことです。

    返信削除
  3. 引越しの都合で個展に伺えませんでした。

    すみません。頑張ってください。

    返信削除
  4. いらっしゃるのを楽しみにしておりましたが、残念ですね。
    東京にいらっしゃるときにまたご連絡ください。

    返信削除