2012年2月16日木曜日

私は社会という生き物の一つの細胞であり・・・

都市というものは、いや都会や田舎にかかわらず人間の生息する場所とは、
大地にピッタリと張り付き、地下資源を吸収し、
農地のシステムをつかって食料を補給し、
交通機関をつかって物資や人間を移動し
さまざまな通信手段とマネーをつかって情報をやりとりする。


都市は生き物だ。器官が次々と立ち上がってネットワークをつくっていく奇怪な生き物だ。




そんなことを考えながら
仕事を終えて電車で帰ってくる。
住宅街を通って我が家へ帰ってくる。


電車を使っての移動・・・


電車は、この生き物の輸送手段であり、いってみれば血管だ。
さながらそれに乗っている私は血球のようなものか。
今日も仕事場にいって別の組織に栄養を与えてきた。


夜、飛行機で都市の上を飛んだことのある人ならわかるだろう。
さながらそれらが、大地に張りついている発光性の生き物のようで、
道路を通るクルマのライトが血管をとおる血球のように思えたであろう。


地面の上を移動しながら、そのような感覚に思いをかけていた。
これがたぶん社会的身体感覚というものだろう。



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